「ランニング用のウエストポーチが欲しいけど、どうやって選んだらいいのかが分からない」
「マラソン大会に向けてウエストポーチを購入したいけど、どんなものがいいのかな?」
「今使っているウエストポーチは、走ると揺れて使いにくいので、揺れないものが欲しい」
こんなお悩みが解決できます。
ランニング用のウエストポーチがあれば、走る時にスマホや家の鍵、ボトルなどを入れることができて便利です。
ただ、ランニング用ウエストポーチといっても様々な種類があって、どうやって選べばいいのか悩んでしまいますよね?
また、既に持っている方から、
「走ると大きく揺れてしまって使いにくいので、揺れないものはありませんか?」
と相談を受けることがよくあります。
そこで今回は、あなたに合ったウエストポーチの選び方と、走っても揺れないおすすめのウエストポーチを6つに厳選してご紹介します。
この記事を読むことで、ウエストポーチの選び方が分かり、あなたのニーズに合った揺れないウエストポーチを見つけることができます。
この記事を書いてる僕は、2つの医療系国家資格(鍼灸師・柔道整復師)と栄養指導の資格(スポーツ栄養医学指導士)を保有している日本で唯一のランニングトレーナーです。
「膝や足の痛みに悩まされない走り方」「より軽やかで、より効率的な走り方」「全くのランニング未経験者からフルマラソン完走まで導くサポート」の指導を得意としています。
今までに1,000名以上のランナーのお悩みに対してアドバイスしてきた実績があります。
ランニング用ウエストポーチの選び方
まずは、ランニング用ウエストポーチの選び方について確認していきましょう。
ランニング用ウエストポーチを選ぶ際は、以下の3つを抑えておいてください。
① 収納力があるものを選ぶ
② 揺れにくいものを選ぶ
③ 着け心地を確認して選ぶ
① 収納力があるものを選ぶ
マラソン大会に向けてランニング用ウエストポーチを選ぶ場合は、収納力がある物を選ぶようにしましょう。
スマホや鍵を持って近所を走るだけなら、収納力はたいして必要ありませんが、マラソン大会を目指すとなると、そうはいきません。
マラソン大会に向けて練習していく場合、20km以上走るような練習(ロング走)をすることになります。
そうすると、途中で水分を補給する必要が出てきます。
途中で購入するような場所がない場合に、水分補給用のボトルが入れられるタイプを選ぶことで、自分の好きなタイミングで水分補給をすることができます。
また、マラソン大会で使うとなると、スマホだけではなく、複数のエネルギージェルを収納しても走るのに邪魔にならないくらいの収納力が必要になってきます。
よって、スマホや鍵だけではなく、ボトルやエネルギージェルも入るくらいの収納力があるウエストポーチを選ぶようにしてみてください。
② 揺れにくいものを選ぶ
ウエストポーチって以外と走ると揺れるんですよね。
特に荷物を入れると、荷物の重さで揺れやすくなります。
僕自身もこの揺れが気になって、6〜7個もウエストポーチを買い直しました。
ランニング用として販売されていても、実際に走ってみると、揺れがどうしても気になってしまうウエストポーチがほとんどでした。
そこで、ウエストポーチを選ぶ時は、揺れにくいように工夫されているものを選ぶようにしましょう。
③ 試着して着け心地を確認する
ウエストポーチを購入する際は、できるだけ実際に試着して、着け心地を確認してから購入するようにしましょう。
試着の段階で、あなたの身体にフィットしなくて違和感を感じる場合は、長い距離を走れば走るほど、その違和感はどんどん気になってしまいます。
店頭で試着して購入するのが理想ですが、ネットで購入する際は、万が一身体にフィットしなかったことも考えて購入しましょう。
返品が簡単なAmazonのプライム商品や、返品対応してくれるショップを選ぶようにしてみてください。
ランニング用ウエストポーチの種類
ここでは、あなたに合ったランニング用ウエストポーチを見つけるために、その種類について解説していきます。
ランニング用ウエストポーチは、大きく分けて以下の3つのタイプがあります。
①チューブタイプ
②ベルトタイプ
③マジックテープタイプ
それぞれのメリットとデメリットをご紹介していきます。
①チューブタイプ
伸縮性のあるゴムバンドのような素材を使ったタイプのウエストポーチです。
【メリット】
・荷物を出し入れしても、その分伸び縮みして常にウエスト周りに密着するため、荷物が揺れずフィット感が抜群
【デメリット】
・ウエスト周りを軽く圧迫するため、感覚に慣れるまではウエスト周りの締め付けが苦しく感じる
・サイズ調整ができないため、自分にとってのジャストサイズを購入前に見極める必要がある
②ベルトタイプ
普段使いのウエストポーチでもよく採用されている、ベルトとフックを使ったタイプのウエストポーチです。
【メリット】
・サイズ調整ができるため、その時その時の服装や体型に応じて柔軟にフィット感を調整できる
【デメリット】
・チューブタイプと比べると、荷物の容量の変化によってフィット感が低下する
③マジックテープタイプ
腰痛の時に巻くコルセットと同じように、ベルトの固定にマジックテープを使ったタイプのウエストポーチです。
【メリット】
・走っている途中でもサイズ調整が簡単にできるため、その時その時の状況に応じて柔軟にフィット感を調整できる
【デメリット】
・耐久性が劣り、マジックテープが摩耗すると使えなくなる
おすすめのランニング用ウエストポーチ6選
それでは、僕が今まで様々なウエストポーチを試してきて、おすすめできると思うものを、チューブタイプから3つ、ベルトタイプから3つの全部で6つご紹介します。
①NATHAN(ネイサン) /ジップスター マックス
②FlipBelt (フリップベルト)/エリート
③ SALOMON(サロモン) /パルスベルト
④ THE NORTH FACE(ノースフェイス) /ペーサーベルト
⑤ PAAGOWORKS(パーゴワークス)/ラッシュヒップ
⑥YURENIKUI(ユレニクイ)/プロ
ちなみに、マジックテープタイプのウエストポーチは耐久性が低いため、おすすめには入れていません。
①NATHAN(ネイサン) /ジップスター マックス
ネイサンのチューブタイプのウエストポーチと言えば「ヒップスター」がメジャーですが、その上位モデルがこの「マックス」です。
前面には大きなスマホでも収納可能な耐候性ジップポケット、後面には鍵や小銭を収納するのに便利な小さめの耐候性ジップポケットが搭載されているため、走っている時に貴重品を落下させる心配がありません。
また、両サイドにはソフトフラスク(414ml)やサングラスが収納可能なポケットが搭載されており、ロング走やマラソン大会においても十分な収納力があります。
機能面と価格面のバランスが取れたチューブタイプのウエストポーチを探している方におすすめのモデルです。
②FlipBelt (フリップベルト)/エリート
チューブタイプのウエストポーチの代表格である「Flip Belt(フリップベルト)」の上位モデルがこの「エリート」です。
汗で濡れてしまうと不快だった素材が、吸湿性と速乾性に優れた素材に改良されていて、前面のジップポケットには防水加工が施されています。
また、走るとずれ上がってきやすいという問題も、内側に滑り止め加工が施されているため、かなり改善されています。
チューブタイプのウエストポーチは、下からパンツを履くように着用する煩わしさがありますが、「エリート」は簡単に着脱できるサイドジッパーが付いているのが大きな特徴です。
サイドジッパーがあることで、チューブタイプのフィット感の高さと着脱の容易さが両立されて、使い勝手が良くなっています。
専用のボトルを使って水分も携帯できるため、チューブタイプのフィット感を求めつつ、着脱は簡単な方がいいという方におすすめのウエストポーチです。
③ SALOMON(サロモン) /パルスベルト
スポーツショップでの取り扱いが多く、店頭で試着をしやすいチューブタイプのウエストポーチです。
前面にはスマホが入るジップポケット、後面には鍵などの小物が入るシークレットポケットと、500mlのソフトフラスクが入るストレッチポケットがあります。
また、後面にジャケットを挟むことができるゴムバンドがあるのが特徴で、走っていて脱ぎたくなった時の収納に便利です。
開口部が2箇所とシンプルな作りのため、エネルギージェルなどの小分けはできませんが、その分ポケット1つが広いので、大きめサイズの荷物も収納することができます。
チューブタイプで500mlのフラスクボトルが収納できて、小分けされたポケットより大きなポケットにガバッと荷物を詰め込みたい方におすすめのモデルです。
④ THE NORTH FACE(ノースフェイス) /ペーサーベルト
アウトドアブランドとして人気の高いノースフェイスのベルトタイプのウエストポーチです。
コンパクトなサイズながら、スマートフォン用スリットポケットや貴重品の収納に便利なジップポケット、サングラスホルダー、500mlのソフトフラスクが収納できるコンプレッション付きボトルポケットなど、多様なポケットで収納力に優れています。
片面しか収納面がないので収納力が少し下がるのと、大きなスマホにケースを付けて収納するにはポケットの大きさが足りない可能性がありますが、その分ベルトタイプのウエストポーチとしては、腰回りがスッキリとしたシルエットになります。
ベルトタイプでコンパクトなサイズのウエストポーチを探している方におすすめのモデルです。
⑤ PAAGOWORKS(パーゴワークス)/ラッシュヒップ
日本発のアウトドアブランドであり、トレイルランナーに人気の高いパーゴワークスのベルトタイプのウエストポーチです。
最大500mlのペットボトルまで収納できるサイズのポケットが前後に2つあり、ストレッチメッシュにより容量変化に対応し、荷物の揺れを防いでくれます。
ジッパーがないため、鍵や小銭の収納は別で袋を用意する必要がありますが、中央にあるショックコードを締めることで、スマホサイズの小物の落下は防ぐことができます。
サイドにもショックコードがあり、走りながらでも締め付けを微調整できます。
ベルトタイプのウエストポーチは、ジェルや水分を消費していくと、最初よりウエスト回りにゆとりができてしまい、フィット感が下がってしまうことがあるのですが、このウエストポーチだと常に快適なフィット感を維持することができます。
ベルトタイプの着脱のしやすさを備えつつ、ウエスト周りのフィット感もそこないたくない方や、大容量の荷物を詰め込みたい方におすすめのモデルです。
⑥YURENIKUI(ユレニクイ)/プロ
名前の通り「揺れにくさ」を特徴として前面に押し出しているベルトタイプのウエストポーチで、その上位モデルがこの「プロ」です。
前面には伸縮性のあるパワーメッシュポケットが2つ、ジップポケットが1つあり、後面には500ml対応のボトルホルダー、パワーメッシュポケットが1つあります。
前面のポケット構造がベーシックモデルとの大きな違いで、ジェルやスマートフォンをすぐに取り出せる「走りやすさ」を重視したモデルになっています。
また、ペットボトルを横ではなく斜めに収納できるため、他のウエストポーチと比べて取り出しと収納がスムーズに行えます。
大容量の荷物を小分けして収納したい方や、走りながらの水分補給時に、ボトルをスムーズに出し入れしたい方におすすめのモデルです。
まとめ
今回は、「【走っても揺れない】おすすめのランニング用ウエストポーチ」をテーマにお話しさせていただきました。
話をまとめますね。
【ランニング用ウエストポーチの選び方】
① 収納力があるものを選ぶ
② 揺れにくいものを選ぶ
③ 着け心地を確認して選ぶ
【ランニング用ウエストポーチの種類】
①チューブタイプ
②ベルトタイプ
③マジックテープタイプ
【おすすめのランニング用ウエストポーチ6選】
①NATHAN(ネイサン)/ジップスター マックス
・機能面と価格面のバランスが取れたチューブタイプのウエストポーチがいい方
②FlipBelt (フリップベルト)/エリート
・チューブタイプのフィット感を求めつつ、着脱は簡単な方がいい方
③ SALOMON(サロモン) /パルスベルト
・チューブタイプで500mlのフラスクボトルが収納できて、大きなポケットに荷物を詰め込みたい方
④ THE NORTH FACE(ノースフェイス) /ペーサーベルト
・ベルトタイプでコンパクトなサイズのウエストポーチがいい方
⑤ PAAGOWORKS(パーゴワークス)/ラッシュヒップ
・ベルトタイプの着脱のしやすさを備えつつ、ウエスト周りのフィット感もそこないたくない方
・大容量の荷物を詰め込みたい方
⑥ YURENIKUI /プロ
・小分けできて大容量の収納力が欲しい方
・ボトルの出し入れをスムーズにしたい方
というお話しでした。
今回ご紹介したランニング用ウエストポーチは、決して安いものではありません。
安くてもそれなりに使えるウエストポーチはあるのですが、耐久性の問題であったり、使い勝手の良さであったりがどうしても劣ってしまいます。
安くてもすぐに壊れたり、使い勝手が悪かったりして再購入を繰り返すのであれば、良い物を初めから購入しておくことを僕はおすすめしています。
僕自身も、快適に走れるアイテムを探して、様々なウエストポーチを購入して試してきました。
今回ご紹介したランニング用ウエストポーチは、今までの僕の経験から、あなたが快適に走るためのサポートをしてくれるポーチとして、自信を持ってご紹介できるウエストポーチです。
お気に入りのランニング用ウエストポーチを見つけていただき、快適なランニングライフを送っていただけたら幸いです。
-
【スマホや鍵を入れても快適】オススメのマルチポケットパンツ5選
スマホや鍵を入れても快適にランニングを楽しめる「マルチポケットパンツ」のおすすめを5つご紹介します。
続きを見る