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今回の記事は、こちらの記事の続きになります。
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あなたに本当に合ったランニングフォーム改善①【正しいランニングフォームなんてない】
正しいランニングフォームなんてありません。なぜなら、あなたに合ったランニングフォームを身に付けることが大切だからです。この記事では、正しいランニングフォームがない理由が分かり、あなたに合ったランニングフォームの身に付け方を学ぶことができます。
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まだ読んでいない方は、まずは上記の記事をご確認ください。
今回の記事を読むことで、あなたに合ったランニングフォームを身に付けるために必要な「ランニングにおける正しい上半身の使い方」のトレーニング方法が分かります。
自己流のランニングフォームを改善して、痛みやケガなくもっと楽に走れるようになりたいと思う方は、最後までご覧ください。
ランニングにおける正しい上半身の使い方とは?
ランニングにおける正しい上半身の使い方のポイントは以下の2つです。
緩ませる
肩甲骨で腕を振る
動画での解説はこちら。
緩ませる
現代では、パソコンやスマホの普及により、肩周りが凝り固まっている方が多くいらっしゃいます。
そのため、腕を振ろうと思っても、肩周りをうまく動かせないため、力みのある腕振りになってしまいます。
特に、ランニング初心者の方は、「走る」という動きに慣れていないこともあり、どうしても力が入ってしまいがちです。
そうすると、走ることで脚が疲れるだけでなく、肩周りや腕まで疲れてきてしまいます。
力みのない腕振りをするためにも、まずは上半身を緩ませることが必要なのです。
肩甲骨で腕を振る
ランニング動作では、「腕を振る」という意識ではなく、「肩甲骨を振る」という意識が大切です。
なぜなら、肩甲骨を振る意識で腕を振った方が、上半身全体が動き、推進力がより生まれるからです。
肩甲骨から腕を振るためには、みぞおちから上を上半身としてとらえ、さらに身体の軸で左右に分割して、肩甲骨周辺を動かす意識が大切に
トップ選手のフォームに躍動感を感じるのも、この肩甲骨を動かす上半身の使い方に差があるからです。
「肩甲骨で腕を振る」ことができてくると、肩や腕が疲れなくなり、前に進む推進力を高めることができます。
次は、ランニングにおける正しい上半身の使い方を身に付けるための、具体的なトレーニング方法をご紹介します。
ランニングにおける正しい上半身の使い方を身に付けるためのトレーニング方法
まずは、「緩ませる」ためのトレーニングを3つご紹介します。
肋骨ストレッチ
アームスイング
スクラッチ
肩甲骨が上手く動かせない理由の1つに、肋骨周りの筋肉が硬くなってしまっていることがあります。
その肋骨周りの筋肉を、まずは緩めるために、肋骨ストレッチをやってみて下さい。
日頃から緩めてあげておくと、肩甲骨で腕を振りやすい環境を作ってあげることができます。
動きの中でムダな力みを生まないために、アームスイングとスクラッチを実施していきます。
最初は上手く動かせない方がほとんどだと思います。
それだけ、普段からムダな力みがあるということですね。
特にデスクワーク系のお仕事の方は、肩甲骨周りが凝り固まってしまっているため、こまめにストレッチとトレーニングを取り入れていきましょう。
徐々にムダな力みが取れて、身体が適度に緩んできますよ。
次は、「肩甲骨で腕を振る」を身に付けるためのトレーニングを2つご紹介します。
みぞおちセパレート
※目安回数 10回~20回
肩甲骨スイング
※目安回数 10回~20回
走る前に2つのトレーニングをして、肩甲骨を動かす意識を身体に入れてあげます。
そうすることで、自然と肩甲骨で腕を振るという身体の使い方が身に付いてきます。
もちろん、上半身が緩んでいるという条件が必要になりますので、「緩ませる」トレーニングもしっかり行なってくださいね。
腕を振るのではなく、肩甲骨で腕を振る。
この感覚が分かってくると、より楽に走ることを実感していただけます。
頭でもイメージして、少しずつ身体の使い方を変えていきましょう。
まとめ
今回は、「ランニングにおける正しい上半身の使い方のトレーニング方法」についてお話しさせていただきました。
話をまとめますね。
ランニングにおける正しい上半身の使い方のポイントは以下の2つです。
緩ませる
肩甲骨で腕を振る
ランニングにおける正しい上半身の使い方を身に付けるためのトレーニング方法を、5つご紹介させていただきました。
【「緩ませる」ためのトレーニング方法】
①肋骨ストレッチ
②アームスイング
③スクラッチ
【「肩甲骨で腕を振る」ためのトレーニング方法】
①みぞおちセパレート
②肩甲骨スイング
というお話しでした。
今回ご紹介したトレーニングに取り組むことで、あなたに合ったランニングフォームを身に付けるために必要な「ランニングにおける正しい上半身の使い方」が身に付きます。
ぜひ、身体の動きを自分のものにしてみてください。
それでは、また。