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今回の記事は、こちらの記事の続きになります。
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あなたに本当に合ったランニングフォーム改善①【正しいランニングフォームなんてない】
正しいランニングフォームなんてありません。なぜなら、あなたに合ったランニングフォームを身に付けることが大切だからです。この記事では、正しいランニングフォームがない理由が分かり、あなたに合ったランニングフォームの身に付け方を学ぶことができます。
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まだ読んでいない方は、まずは上記の記事をご確認ください。
今回の記事を読むことで、あなたに合ったランニングフォームを身に付けるために必要な「ランニングにおける正しい下半身の使い方」のトレーニング方法が分かります。
自己流のランニングフォームを改善して、痛みやケガなくもっと楽に走れるようになりたいと思う方は、最後までご覧ください。
ランニングにおける正しい下半身の使い方とは?
ランニングにおける正しい下半身の使い方のポイントは以下の2つです。
股関節に重心を乗せる
裏モモで蹴る
動画での解説はこちら。
股関節に重心を乗せる
ランニング動作では、股関節のパワーポジションで重心を乗せる、という感覚が大切になります。
パワーポジションとは、股関節が最大限に力を発揮できる位置のことで、パワーポジションで重心を支えることによって、走るという動作をスムーズに行えるようになります。
ランニング初心者の多くは、脚が先に出て重心が後ろに残っています。
そうすると、ブレーキの働きをする筋肉である前モモの筋肉を優位に使ってしまいます。
膝や足を痛めてしまう方の走り方の多くは、この重心が後ろに残ってしまう走り方をしています。
走る動作にブレーキをかけないためにも、股関節のパワーポジションで、股関節に重心を乗せるという身体の使い方が大切なのです。
裏モモで蹴る
股関節に重心を乗せる身体の使い方ができると、アクセル筋と呼ばれ、前に進むための推進力となる裏モモの筋肉が優位に使えるようにな
もし、走った後に前モモの筋肉の方が張ってしまうなら要注意です
前に進もうとしているのに、前モモでブレーキをかけながら走っていることになるからです。
アクセル筋である裏モモの筋肉を優位に働かせて走るのと、ブレーキ筋である前モモの筋肉を優位に働かせる走るのとでは、どちらがより楽に走れるか分かりますよね?
より楽に走るためには、前モモで脚を出すように走るのではなく、裏モモを使って後ろに蹴るように走ることが大切なのです。
次は、ランニングにおける正しい下半身の使い方を身に付けるための、具体的なトレーニング方法をご紹介します。
ランニングにおける正しい下半身の使い方を身に付けるためのトレーニング方法
まずは、「股関節に重心を乗せる」ためのトレーニングを3つご紹介します。
クラッチ
※目安回数 10〜20回
ツイストランジ
※目安回数 10〜20回
フルクラムステップ
※目安回数 5m×4回
まずはクラッチとツイストランジで、股関節に重心を乗せる感覚を身に付けていきましょう。
感覚をつかめてきたら、走る前にフルクラムステップをして、股関節を使う意識入れをしてから走り出してみましょう。
そうすることで、少しずつ股関節の使い方がうまくなっていきます。
次は、「裏モモで蹴る」を身に付けるためのトレーニングを3つご紹介します。
インナリングスクワット
※目安回数 20〜30回×2set
ハムショット
※目安回数 左右10回
バックキックウォーク
※目安回数 10m×4回
普段のトレーニングとして、週3回を目安にインナリングスクワットを行います。
走る前にハムショットかバックキックウォークを行なって、裏モモで蹴る意識を入れてから走ってみてください。
繰り返しトレーニングしていくと、自然と裏モモを優位に使って走れるようになってきます。
裏モモで蹴る意識作りは、上り坂を楽に走るためにも役に立つので、しっかりと身に付けていきましょう。
まとめ
今回は、「ランニングにおける正しい下半身の使い方のトレーニング方法」についてお話しさせていただきました。
話をまとめますね。
ランニングにおける正しい下半身の使い方のポイントは以下の2つです。
股関節に重心を乗せる
裏モモで蹴る
ランニングにおける正しい下半身の使い方を身に付けるためのトレーニング方法を、6つご紹介させていただきました。
【「股関節に重心を乗せる」ためのトレーニング方法】
①クラッチ
②ツイストランジ
③フルクラムステップ
【「裏モモで蹴る」ためのトレーニング方法】
①インナリングスクワット
②ハムショット
③バックキックウォーク
というお話しでした。
今回ご紹介したトレーニングに取り組むことで、あなたに合ったランニングフォームを身に付けるために必要な「ランニングにおける正しい下半身の使い方」が身に付きます。
ぜひ、身体の動きを自分のものにしてみてください。
それでは、また。