「ランニングの時に使うイヤホンを探している」
「Shokz OpenFit Airがどんなイヤホンなのか気になっている」
「Shokz OpenFit Airを実際にランニングで使った人の感想が知りたい」
こんなお悩みが解決できます。
ジョグやロング走をする時は、イヤホンで音楽や音声を聴きながら走ると、よりランニングを楽しむことができますよね。
ランニングの時に使うイヤホンといえば、大迫傑選手やエリウド・キプチョゲ選手を広告塔に使ったShokz(ショックス)の骨伝導イヤホンが有名です。
そのShokz から、オープンイヤー型のイヤホンである「Shokz OpenFit Air(ショックス オープンフィット エアー)」が新しく発売されました。
ちょうど愛用していたイヤホン「ambie サウンドイヤカフ AM-TW01」が壊れてしまったので、「Shokz OpenFit Air」を実際に購入して、1ヶ月ほど使ってみました。
-
ランニングにおすすめの完全ワイヤレスイヤホン【ambie(アンビー)AM-TW01】レビュー
ランニング中に快適に音楽を聴くことができるイヤホン【ambie(アンビー)AM-TW01】のレビュー記事です。
ランニング中のイヤホンの選び方や、実際に3ヶ月使った上で感じたメリットとデメリットも合わせてご紹介します。続きを見る
そこで今回の記事では、「Shokz OpenFit Air」を実際に使ってみて感じたメリットとデメリット、他のイヤホンとの比較などをレビューをさせていただきます。
この記事を読むことで、「Shokz OpenFit Air」があなたのニーズに合ったランニング用のイヤホンかどうかが分かります。
この記事を書いてる僕は、2つの医療系国家資格(鍼灸師・柔道整復師)とスポーツ栄養の資格(スポーツ栄養医学指導士)を保有している日本で唯一のランニングトレーナーです。
「膝や足の痛みに悩まされない走り方」「より軽やかで、より効率的な走り方」「全くのランニング未経験者からフルマラソン完走まで導くサポート」の指導を得意としています。
今までに1,000名以上のランナーのお悩みに対してアドバイスしてきた実績があります。
目次
Shokz OpenFit Airとは?
「Shokz OpenFit Air(ショックス オープンフィット エアー)」とは、骨伝導技術で有名なアメリカのShokz社から発売されたオープンイヤー型のワイヤレスイヤホンです。
既に販売されている「Open Fit」のカジュアル版として、2024年5月10日に発売されました。
「Open Fit」と比べて、5,000円ほどリーズナブルな価格(19,880円)となっています。
バッテリーの持ち時間や音質は少し劣るものの、スピーカー部分のデザインやフックの形状の変更により、フィット感を向上させたモデルです。
Shokzのイヤホンと言えば、大迫傑選手やエリウド・キプチョゲ選手を広告塔に使った骨伝導タイプの「Open Run Pro」が有名ですよね。
Shokz社としても、ランニング時のイヤホンは「Open Run」シリーズを推していると思うのですが、骨伝導タイプはこめかみの圧迫感や振動、装着した時のシルエットがどうも苦手でした。
そこで、「ambie サウンドイヤカフ AM-TW01」を使っていたのですが、誤って壊してしまったため、新しいものを購入することに。
同じものを購入しても良かったのですが、調べてみると、Shokzのオープンイヤー型の新商品が発売されていることを知り、Amazonプライムデーで安くなっていたので購入してみました。
Shokz OpenFit Airの特徴
ここでは、「Shokz OpenFit Air」の特徴を、公式サイトから抜粋してご紹介します。
①快適なオープンイヤーデザイン
② パワフルな低音、驚くほどの高音質体験
③ 周囲を認識できるから安全
④ 最大28時間の音楽再生
①快適なオープンイヤーデザイン
耳にぴったりと寄り添うイヤーフックはわずか8.7gの軽さで、さらに快適な付け心地。
広範囲な研究と度重なるテストを通じて、単なるフィット感ではなく、揺るぎない、安全で安定したフィット感、正面から見た時にスマートになるよう設計しました。
② パワフルな低音、驚くほどの高音質体験
独自のDirectPitch™技術により、単にバランスが取れているというだけでなく、音漏れを抑えてオーディオを正確にキープ。
さらに、特別に設計されたチューニング・ホールが、クリアでナチュラルなサウンドを保ちます。
③ 周囲を認識できるから安全
Shokzの特徴でもある耳を塞がないタイプのデザインで、究極のマルチタスカーに!
移動中も、一息つきたい時も、ToDoリストを管理する時も、周りの世界と繋がりながら音楽を楽しめます。
④ 最大28時間の音楽再生
1回の充電で最大6時間の長持ちバッテリー。
充電ケース使用時の総試聴時間は最大28時間。
10分の充電で2時間の使用・再生が可能。
メリットとデメリット
ここでは、僕が実際に約1ヶ月間使ってみて感じたメリットとデメリットをそれぞれ5つずつご紹介します。
メリット
①音が想像以上に良い
僕が想像していた以上に音質が良かったです。
オープンイヤー型のイヤホンは、その構造から音質を求めるものではないと思っていたのですが、その概念を覆されました。
「AirPods Pro」のようなインナーイヤー型のイヤホンに比べると劣ってしまうのは仕方がないですが、オープンイヤー型としては充分な音質を感じることができます。
②骨伝導タイプのような圧迫感がない
装着した時に、僕が苦手としている骨伝導タイプのような圧迫感がありません。
サングラスをかけるように耳に引っ掛けるだけなので、圧迫感を一切感じずに音楽を楽しむことができます。
③高速充電が良い
6時間持つバッテリー容量は、普段のトレーニングで使うには充分な容量です。
更に便利なのは、10分の充電で2時間使えることです。
つい充電するのを忘れていて、使いたい時にバッテリー切れを起こしてしまっていた時に、すぐに充電できて助かりました。
④サングラスを付けても干渉しない
耳に引っ掛けるタイプのため、サングラスをかけた時に干渉しないか心配でしたが、全然問題ありません。
天候状況に応じて、サングラスを付けたり外したりする時も、イヤホンのことを一切気にせずにできました。
⑤汗や雨を気にしなくて良い
ランニングで使うなら、汗をかいたり、雨が降る中走る場面があったりするため、防水性能は絶対条件です。
「OpenFit Air 」には、IP54の防塵・防水性能があるため、汗や雨の中でも気にせずに使うことができます。
デメリット
①耳にフィットするかは人による
「OpenFit Air」を装着した時に、耳にフィットするかどうかは、人それぞれの耳の形によって変わりそうです。
僕自身、店頭で「OpenFit」の試着をしましたが、全然耳にフィットせず、少し頭を動かすとズレてしまいました。
「OpenFit Air」だと、動かした時のズレはなく、耳にフィットしている感覚がありました。
同じような形状のイヤホンでも、ちょっとしたデザインの違いでフィット感に差が出るので、同じ「OpenFit Air」でも、人によってフィット感に差が出そうです。
②左右の耳でフィット感が変わる
これは少数派のデメリットかもしれませんが、左右で耳の形状が違うと、フィット感に違いが出てしまいます。
僕の場合は、右耳に比べると左耳のフィット感が少し悪く、少しでも位置がズレると気になってしまいます。
③本体操作がやりにくい
再生・一時停止、先送りや音量調整などは、左右の本体をタップしたり、長押ししたりして操作するのですが、この操作がやりにくいです。
走っている最中に操作しようとした時に、うまく反応しなかったり、誤作動させてしまったりすることが時々あります。
走るスピードを上げると、更に操作するのが難しくなり、誤作動させてしまう確率が上がってしまいました。
④長時間付けると耳が痛くなる
口コミでは「付けている感じがなく、長時間付けても耳が痛くならない」とありましたが、僕の場合は痛くなりました。
とはいっても、走っている最中に気になるほどではなく、走り終えた後に気になって外したくなる程度です。
普段からメガネやサングラスを長時間かけるのが苦手な方なので、僕と同じような方は、耳が痛いと感じる可能性もあります。
⑤利用シーンが限られる
これはオープンイヤー型なら仕方がないですが、音量を上げれば上げるほど音漏れはあります。
満員電車の中では、周りの人のことを考えると使えないレベルです。
また、周囲の音がうるさいと音がうまく聞こえません。
その分、周囲の音が聞こえて安全に使えるということなので、利用シーンに応じて割り切って使う必要があります。
他のイヤホンとの比較「ambie サウンドイヤカフ AM-TW01」
ここでは、僕が以前愛用していた「ambie サウンドイヤカフ AM-TW01」との比較を以下の5つの視点からお伝えしていきます。
①重さ
②バッテリー
③防水性能
④音質
⑤装着感
①重さ
「ambie」は4.6g、「OpenFit Air」は8.7gとなっています。
「Open Run Pro」が29gなので、片耳換算で14.5gとすると、「OpenFit Air」でも充分軽いと言えます。
ただ、「ambie」の4.6gからの買い替えだったため、初めて「OpenFit Air」装着した時は重く感じて違和感がありました。
走ると重さが気にならないレベルですが、「ambie」の軽さに慣れてしまっていたので、どうしても重たく感じてしまいます。
軽さを求めるなら「ambie」ですね。
②バッテリー
「ambie」は約6時間、充電ケースとの併用で最大18時間です。
一方、「OpenFit Air」は約6時間、充電ケースとの併用で最大28時間です。
一回の充電での再生時間は同じで、充電ケースとの併用による再生時間は「OpenFit Air」が優れています。
ただし、その分充電ケースのサイズも大きくなるため、持ち運びのしやすさでいうと「ambie」の方が優れています。
「OpenFit Air」だけの大きなメリットとして、10分で2時間使える高速充電があります。
いざという時に便利だったため、総合点では「OpenFit Air」に軍配が上がります。
③防水性能
「ambie」の防水性能はIPX5、「OpenFit Air」の防水性能はIP54です。
表記の読み方は省きますが、「ambie」の方が防水性能は優れていて、水でジャバジャバ洗えるレベルです。
一方、「OpenFit Air」の防水性能は多少の雨なら耐えられますが、水で洗ったり土砂降りの中で使うことはおすすめできません。
「OpenFit Air」でも、ランニング中の使用に困らないレベルの防水性能はありますが、より防水性能を求める場合は「ambie」がオススメです。
④音質
音質に関しては、「OpenFit Air」が圧勝でした。
「ambie」には音質を求めていなかったため、音が聞こえれば良いくらいで考えていて、特に大きな不満なく使っていました。
「OpenFit Air」に買い替えてみて、その音質の良さにびっくりしました。
「ambie」と比べて音量も出るので、車が多く通るような場所で使っても、充分に音声を聴き取ることができました。
少しでも良い音質が良かったり、車が通るような場所やスポーツジムなど、周りの音が大きい環境で使いたい場合は、「OpenFit Air」がオススメです。
⑤装着感
「ambie」は、本当に付けていることを忘れることがあるくらい、装着感が良かったです。
それに比べて、「OpenFit Air」は重さもある分、付けている感覚は常にあります。
ずっと付けていると耳の痛みも気になってくるので、装着した時の快適さを求めるなら「ambie」がオススメです。
ただ、「ambie」はイヤカフ型で耳に挟むように装着するため、片手で装着することが難しく、両手で装着する必要があります。
また、冬の寒い中で付けようとすると、耳を挟む時に痛みが出ることがありました。
そのデメリットを持ってしても、付けている時の快適さを求めるなら「ambie」がオススメです。
購入方法
「OpenFit Air」の購入方法は、Amazonがオススメです。
公式サイトと同じく、30日の返品保証と送料無料になっていて、なおかつポイント還元やセールで安くなります。
購入するタイミングが良ければ、約5,000円も安く購入することができます。
僕はAmazonプライムデーの時に購入したのですが、本体価格16,863円+2386ポイントの実質14,477円でした。
まとめ
「OpenFit Air」は、ランニング時に使うイヤホンとして、充分に活躍してくれる性能を備えています。
今回のレビューを読んでみて、あなたのニーズに合っていると思ったら、ぜひ購入してみてください。
また、周りにランニング用のイヤホンを探している方がいたら、ぜひこの記事をシェアしてあげてください。