大会レポート

びわ湖マラソン2025 【大会レポート】

 

お悩み

「びわ湖マラソンってどんな大会なんだろう?」

「参加を検討しているので、びわ湖マラソンに関する情報を、実際に参加した人から聞きたい」

「びわ湖マラソン当日の移動も含めた流れを知りたい」

 

こんなお悩みが解決できます。


先日、滋賀県で行われた「びわ湖マラソン」に参加してきました。

今回の記事では、大会レポートという形で、大会情報や当日の流れをご紹介させていただきます。

この記事を読むことで、来年以降に参加を検討する際に、詳しい情報を得ることができます。

 

コンちゃん

この記事を書いてる僕は、2つの医療系国家資格(鍼灸師・柔道整復師)と栄養指導の資格(スポーツ栄養医学指導士)を保有しているランニングトレーナーです。

「膝や足の痛みに悩まされない走り方」「より軽やかで、より効率的な走り方」「全くのランニング未経験者からフルマラソン完走まで導くサポート」の指導を得意としています。

今までに1,000名以上のランナーのお悩みに対してアドバイスしてきた実績があります。

 

びわ湖マラソン2025 大会情報

 

【大会の魅力】

びわ湖マラソンの魅力は、地元の方々やボランティアスタッフの方々の温かい声援を受けつつ、琵琶湖や雪化粧した山々の美しい景観を楽しみながら走れることです。

 

沿道応援の数は決して多くはありませんが、都市型マラソンのワイワイ感とはまた違った「人の良さ」を感じる声援を受けることができます。

コースも大きなアップダウンがないため、気温や風などの気象条件が揃えば、記録を狙いやすいコースと言えます。

フィニッシュ後にランナーに無料で振る舞われる近江米のおにぎりと豚汁も嬉しい特典です。

 

また、アスリートビブスが事前郵送のため、前日受付の必要がなく、関西圏に住んでいれば、日帰りで参加できることも大きなメリットと言えるでしょう。

 

RUNNETのクチコミも、執筆時点で91.6点と高得点になっています。

 

クチコミを読む

 

出典:RUNNET

 

 

【日程】

3/9(日)

08:20 スタート

※毎年3月の第2週日曜日

 

 

【エントリー時期】

8月1日(木) 14:00〜10月31日(木)まで

(先着順)

 

 

【参加費】

15,000円+決済手数料

 

 

【定員】

7,000名

 

 

【コース】

 

 

 

【レース攻略】

スタート会場の皇子山陸上競技場から外に出ていくのですが、競技場の広さに対して出口が狭く、少し渋滞してしまいます。

競技場外に出てからも、1〜2車線の道を走るコースが所々にあるため、無理せず周りのランナーに合わせたペースで走りましょう。

道幅が狭いので、周りのペースが自分のペースと合えば問題ありませんが、自分のペースより遅い場合は、抜いていくのが困難な状態になります。

 

6kmを超えた辺りにある近江大橋のように、いくつか橋を渡る時に多少のアップダウンはありますが、順調に走れていれば気になるほどの坂道ではありません。

後半になってつらくて失速していると、細かなアップダウンが脚にくる可能性はあります。

 

折り返しは全部で3つありますが、2つは前半にあるため、脚のダメージは大きくありません。

SGホールディングスグループ陸上競技場を通ってからの35km以降は、ランナーとすれ違いながら走ることができるので、しんどくなってきても踏ん張りが効きやすくなっています。

 

フィニッシュ地点の手前に上り坂があるので、最後だと思って気を抜いていたら、思わぬ難所になりそうです。

 

まとめると、

 

・スタート会場から競技場外に出ていく時は混雑する

・競技場外に出てからも道幅が狭い所が多いので、無理にペースを上げて抜こうとしない

・多少のアップダウンや折り返し地点はあれど、後半に失速していなければ気にするほどではない

・フィニッシュ地点の手前に最後の上り坂があることは頭に入れておく

 

このようなイメージで走って、びわ湖マラソンのコースを攻略してみてください。

 

 

【天気】

●天気

→曇りのち晴れ

●気温

→最低・・・3.9℃    最高・・・・12.5℃

 

 

【制限時間】

6時間

 

 

【アクセス】

●スタート会場

皇子山陸上競技場

・JR湖西線/大津京駅から 徒歩6分

・JR琵琶湖線/大津駅から 徒歩35分

・京阪石山坂本線/京阪大津駅から 徒歩3分

 

 

●フィニッシュ会場

烏丸半島

・無料シャトルバス 守山駅行き

・無料シャトルバス 草津駅行き

 

 

 

【ペースメーカー】

3時間

3時間15分

3時間30分

3時間45分

4時間

4時間15分

4時間30分

5時間

5時間30分

6時間

 

 

【給水・給食】

 

 

 

 

【参加特典】

●事前郵送

→大会Tシャツ

 

●完走後

→完走メダル

→完走タオル

→ポカリスエット

→近江米おにぎり

→豚汁

 

 

【大会パンフレット】

https://biwako-marathon.com/2025/wp-content/uploads/2025/02/guidance_information2025.pdf?250303

 

 

【リザルト】

https://runnet.jp/record/race.do?raceId=362413

 

 

 

びわ湖マラソン2025   大会レポート

 

会場到着からスタートまで

 

朝は4時半に起床。

5時に朝食。

どこに行っても同じものが食べられるように、朝食は自宅でもコンビニ食で統一しています。

 

・おにぎり2個

・みそ汁 1杯

・バナナ 1本

・カステラ 1切れ

・オレンジジュース 1パック

 

朝食を食べた後は、5時20分に自宅を出ました。

自宅最寄駅からJR大阪駅に向かい、6時9分発のびわ湖マラソン臨時列車に乗りました。

 

JR大阪駅が始発なので、座席に座ることができました。

ここから50分かけて、スタート会場の最寄駅である大津京駅に向かいます。

 

京都駅と山科駅で沢山のランナーが乗ってきて、満員電車状態になりながら、6時59分に大津京駅に到着。

駅から会場まで6分程度ですが、誘導スタッフの方がいてくれるので、迷わずに向かうことができます。

 

会場に到着したら、1度目のトイレタイム。

ここではまだ混雑しておらず、5分ほど並べばいけました。

 

上着を脱いで走る格好になり、アスリートビブス(ゼッケン)をウェアに貼り付けます。

今回は、初めて両面テープで固定してみました。

 

今まで、安全ピン→ゼッケン留め→マグネット式ゼッケン留めと使ってきましたが、両面テープが一番簡単で使い勝手が良かったです。

水に強い布用の両面テープにしたので、最後まで剥がれることなく走り終えることができました。

 

出典:Amazon

 

 

手荷物を預けた後は、スタート会場の陸上競技場に向かいます。

途中、多目的広場にあるトイレに行こうと思いましたが、この時点では大渋滞でした。

 

ちなみに、女性用トイレはガラ空きなので、女性ランナーの方はご安心ください。

同日に名古屋ウィメンズマラソンがあるのも影響しているのか、女性ランナーの参加者はかなり少ないように感じました。

手荷物預けのトラックの台数も、男性が7台に対して女性は1台ですからね。

 

 

びわ湖マラソンのスタッフの方は、口コミでも評価が高いのですが、トイレ誘導も素晴らしかったです。

 

スタッフの方が陸上競技場のトイレの方が空いているとアナウンスしてくれていたので、陸上競技場方面のトイレに行くことにしました。

実際に行ってみると、確かに多目的広場より空いていて、10分程度の待ち時間で順番が回ってきました。

 

トレイの前にスタッフの方が配置されていて、トイレが空いたらすぐに次の人を誘導していくのでムダがありません。

しかも、スタッフの方が情報共有して、リアルタイムで空いてる場所のトイレをアナウンスしていくれていました。

マラソン大会のトイレ待ちってストレスに感じることが多いけど、スタッフの方のおかげでスムーズに終えることができました。

 

陸上競技場内で軽くアップと流しをして、身体の動きを確認し、ブロック閉鎖時間の08:05にスタートブロックに入りました。

今回は、Sブロックスタートです。

 

 

レース中

 

2月の北九州マラソンで自己ベストを更新できたので、今回はファンランで走ります。

 

合わせて読みたい
北九州マラソン2025 【大会レポート】

「北九州マラソン2025」に参加してきました。大会情報や当日の模様を、大会レポートとしてご紹介します。大会参加を検討している方は、参考にしてみてください。

続きを見る

 

 

とりあえず、16.9km地点の最初の給食エイドまでは周りのランナーのペースに合わせて走り、そこから先は給食エイドに立ち寄りつつ、気持ち良く走れるペースで走るイメージです。

ただ、ラスト5kmだけはペースを上げて走り、来シーズンに繋がるような走りをしたいと思っていました。

 

 

8時20分のスタートから、16秒遅れでスタート地点を通過しました。

スタートブロックの最後列にいての16秒なので、待ち時間のストレスが少ないSブロックスタートに感謝です。

 

最初は競技場内のトラックを走り、競技場の外に出ていきます。

道幅が狭くなりますが、Sブロックスタートだと、そんなに混雑はしませんでした。

ただ、後続のランナーの方になればなるほど、どんどん詰まっていきそうな道幅ですね。

 

 

コース攻略の所でも書きましたが、道幅が狭い場所が所々あるため、レース前半は周りのランナーのペースに合わせて走ることになります。

ちょうどサブ3ペーサーの集団に飲み込まれてしまったので、16.9kmの給食エイドまでは一緒に走ることになりました。

 

途中、近江大橋をはじめ3つの橋を渡りましたが、レース序盤なのでそんなにしんどいとは思わず、琵琶湖の美しい景観を眺める余裕がありました。

ただ、琵琶湖の景観も前半は楽しめますが、後半になってくるとさすがに飽きてきて、全然見なくなります。

 

 

さて、16.9km地点の手前、「ai彩広場」でトイレ休憩を済ませて、給食エイドに備えます。

ここでは、「白姫餅」というお餅をいただきました。

 

 

味は美味しいのですが、記録狙いで走っていたらまず食べないだろうと言うくらい、食べにくかったです。笑

 

トイレ休憩と給食エイドに寄っている間に、サブ3集団とはぐれたことで、ここからは自分のペースで走ることができました。

この辺りは折り返しが2カ所あるので、すれ違うランナーにエールを送ります。

 

 

中間地点を超えた21.5km地点で、2回目の給食タイム。

ここでは、「苺グミ」と「メロンジュース」をいただきました。

 

 

「苺グミ」は一つずつも置いてありますが、一袋丸々も置いてあって、エイドのスタッフの方に持っていけと言われたのですが、さすがにお断りさせていただきました。

誰か持って行く人はいるのだろうか?

メロンジュースも紙コップに入れているものを飲みましたが、隣に缶のままのもあった気がします。

 

 

湖沿いの道路に戻ってきて、北上していくのですが、ここは小さな橋のアップダウンが続くため、微妙に脚に負担が蓄積してくる区間でした。

26kmあたりになると、フィニッシュ会場の横を通り過ぎていきます。

 

フィニッシュ会場のスタッフの方も沿道に出てきてくれているのか、ここが一番の沿道応援スポットです。

ちょうどしんどくなってきていたのですが、一気に元気が出ました。

 

 

26.2km地点で、3回目の給食タイム。

ここでは、「サラダぱん」をいただきました。

 

 

コッペパンに千切りたくあんとマヨネーズを挟んだパンなのですが、走りながら食べるには向いておらず、周りのランナーはみんなスルーしていました。

そんな中、僕はもちろんいただきます。

 

3時間くらいのペースで走っていると、給食エイドに立ち寄るランナーはほとんどいないので、待ってましたとばかりに迎え入れてくれるのが嬉しいですね。

 

 

フィニッシュ会場をすぎると、SGホールディングスグループ陸上競技場に向けて北上していきます。

ここも小さな橋のアップダウンがあるのですが、先程と違って、折り返してきたランナーとすれ違いながら走ることができるため、しんどさが少し和らぎます。

 

最後の折り返し地点を過ぎて、SGホールディングスグループ陸上競技場に入っていくのですが、きれいなブルータータンの上を走れてテンションが上ります。

コースの途中でトラックを走る大会は、びわ湖マラソンくらいだと思います。

 

 

陸上競技場内にある34.4km地点で、4回目の給食タイム。

びわ湖マラソン名物エイドの「近江牛ローストビーフ」です。

 

 

トラックの外側にエイドがあるためか、ここも周りのランナーはスルーしていました。

僕はもちろんいただきます。

タイムを気にせず、遠慮なく給食エイドを満喫できるのは、ファンランで走るマラソンならではですね。

 

 

陸上競技場を出ると、フィニッシュ会場に向けて走ってきた道を戻っていきます。

 

37.1km地点で、本日最後の給食タイム。

ここでは、「走り井餅」をいただきました。

 

 

味は美味しかったのですが、さすがにここまで走ってきて、お餅1個を食べる余裕はなく、半分だけいただきました。

帰りにお土産として買って帰りましたので、ご容赦ください。

 

 

さて、ここからのラスト5kmは、ペースを上げることにチャレンジです。

ファンランと言えど、それなりのペースでここまで走ってきました。

なぜなら、脚がしんどい中でもペースを上げる経験をして、来シーズンの勝負レースに繋げるためです。

 

ラスト5kmでペースを上げてくるランナーはほとんどいないので、沿道の声援を受けつつ、前にいるランナーをどんどん抜いていくことになります。

そうすると、自分もしんどいはずなのに、「開放感」を感じながら走ることができます。

 

ここまで頑張ってきた自分をたたえつつ、フィニッシュまでの道のりを楽しみました。

最後の坂道も難なくクリアして、最高の気分でフィニッシュです!

 

 

 

 

給食エイドで食べたいと思っていたものは全部食べられたし、沿道の声援にも応えながら楽しく走れました。

ラスト5kmもペースを上げて走ることができたので、大満足のレースになりました。

 

記録を狙いに行くレースもいいけど、マラソン大会の全てを満喫できるファンランはやっぱり最高ですね。

 

 

レース後

 

フィニッシュ後は、メダル、タオル、ポカリスエットを受け取り、計測チップを返却します。

そのまま流れるように、手荷物もスムーズに受け取ることができます。

 

フィニッシュ後の記念撮影をしようと、琵琶湖がきれいに映る撮影スポットを探しましたが、うまく見つけることができず、そのあたりで撮ることに。

 

 

 

その後は、「近江米のおにぎり」と、「自衛隊特製豚汁」を頂きました。

こういったサービスが走った後にあるのはとても嬉しいですね。

 

帰りは、無料のシャトルバスがあるのですが、今回はフィニッシュ会場から出ている送迎船を利用しました。

琵琶湖クルーズを30分楽しみ、「守山湯元 水春」まで送迎してくれます。

 

走り終わって疲れている身体で、歩いて移動することもなく、すぐに温泉に入ることができる最高の環境でした。

飲食店も施設内にあるため、湯上がりの一杯や食事も楽しむことができました。

 

ただ、帰りの温泉施設から最寄り駅までの無料シャトルバスは、混雑して積み残しが発生していたので注意が必要です。

僕はタイミングが悪く積み残されて、タクシーも捕まらず、結局30分以上外で並ぶことになりました。

 

駅に着いて電車にさえ乗れたら、後は自宅最寄り駅まで乗り換えなしで帰ってこれました。

朝のスタート時間が早い分、温泉を満喫して食事を楽しんでも時間に余裕があります。

日帰りで楽しむなら、早いスタート時間もありですね。

 

 

まとめ

 

今回のびわ湖マラソンに参加しての感想は、

 

「ボランティアスタッフの方々の人柄が素晴らしい」

「フラットコースで走りやすい」

「日帰りでも十分満喫できる」

 

です。

 

びわ湖マラソンは、都市型マラソンのような沿道応援の盛り上がりはなく、人も決して多くはありませんが、ボランティアスタッフの方々からの声援が最高でした。

都市型マラソンだと、人数が多い分声援も多いけど、知り合いに向けての声援が多いように感じます。

それがびわ湖マラソンだと、自分に向けて声援を送ってくれていることが分かるため、その声援を受けながら走れることが嬉しかったです。

人柄の良さが伝わる温かい声援でした。

 

コースも、橋による多少のアップダウンが続く所は脚にくることもありましたが、思っていた以上のタイムでフィニッシュできたことを考えると、走りやすいコースと言えます。

この時期のレースで、記録を狙いたい方のレース候補としてもおすすめできる大会です。

 

僕のように関西圏に住んでいる場合は、日帰りでも十分満喫できたのも良かったです。

ただ、宿泊する場合でも京都市内になると思うので、開催することによる滋賀県への経済効果があまりないように思うのが心配なところです。

僕の中では、日本で一番人気と言われる東京マラソンより楽しめた大会だったので、ぜひ今後も継続開催していただきたいです。

 

今回の記事を参考に、「びわ湖マラソン」を楽しんでみてください。

 

 

「ランニングフォーム改善」メール講座

『効率的でカッコ良いランニングフォームの身に付け方』を学ぶことができる無料のメール講座です。

登録はこちら

 

 

 

-大会レポート