ランニングの知識

ランニングは老化を早める?それともアンチエイジング効果がある?

 

「ランニングは健康にいい」と聞いて始めてみたものの、「ランニングをすると老ける」という声を耳にすることもあります。

本当に走ることで老けてしまうのでしょうか?

 

確かに、外を走ることで紫外線を浴びやすかったり、体脂肪が減って顔がこけて見えるなど、一見「老けたように見える」要素は存在します。

しかし、その一方でランニングは成長ホルモンの分泌を促したり、ストレスを軽減したりと、アンチエイジングに役立つ効果がたくさんあるのも事実です。

 

この記事では、

☑︎ランニングで老けて見える要因

☑︎ランニングがもたらすアンチエイジング効果

☑︎「若々しさ」をどう捉えるか

について解説していきます。

 

ランニングが本当に「老ける原因」なのか、それとも「若さを保つ秘訣」なのか、ぜひ最後まで読んで確認してみてください。

 

コンちゃん

この記事を書いてる僕は、2つの医療系国家資格(鍼灸師・柔道整復師)と栄養指導の資格(スポーツ栄養医学指導士)を保有しているランニングトレーナーです。

「膝や足の痛みに悩まされない走り方」「より軽やかで、より効率的な走り方」「全くのランニング未経験者からフルマラソン完走まで導くサポート」の指導を得意としています。

今までに1,000名以上のランナーのお悩みに対してアドバイスしてきた実績があります。

 

ランニングすると老けるって本当?

 

「ランニングをすると老ける」という話を耳にしたことはありませんか?

確かに、外を走ることで紫外線の影響を受けたり、体脂肪が減ることで顔がシャープになり「老けて見える」と感じるケースはあります。

 

しかし、それだけで「ランニング=老ける」と決めつけてしまうのは早計です。

実際には、走ることで得られるメリットの方が圧倒的に大きいのです。

 

 

 

 

ランニングで老けて見える要因

 

ランニングが「老ける」と言われる理由には、主に3つの要因があります。

 

①紫外線のダメージ

②体脂肪の減少

③コルチゾールや活性酸素の影響

 

 

それぞれ解説していきます。

 

①紫外線のダメージ

屋外でのランニングは紫外線を浴びやすく、肌のしみ・しわ・たるみといった老化の原因になります。

 

 

②体脂肪の減少

顔の脂肪が減ることで輪郭がシャープになり、場合によっては「老けて見える」ことがあります。

 

 

③コルチゾールや活性酸素の影響

長距離や高強度のトレーニングは、ストレスホルモン(コルチゾール)を過剰に分泌させ、活性酸素が発生しやすくなります。

この活性酸素は、適量であれば免疫機能など体内で需要な役割を果たしますが、増えすぎると正常な細胞を傷つけ、老化の原因になります。

 

※ただし、これらは栄養・睡眠・ストレス管理など他の要因とも深く関わるため、ランニングだけが原因とは言えません。

 

 

 

ランニングのメリットで老化を防ぐ

 

一方で、ランニングにはアンチエイジングに繋がるメリットも多くあります。

 

ここでは、3つご紹介します。

 

成長ホルモンの分泌

ランニングは成長ホルモンの分泌を促して、筋肉や骨を強く保ち、若々しい体を維持する効果があります。

また、コラーゲンの生成を助け、肌のハリやツヤを保つ効果も期待できます。

 

※無酸素運動の方が、より多くの成長ホルモンが分泌されるので、短距離走や筋トレを組み合わせるのがおすすめです。

 

 

エンドルフィンやエンドカンナビノイドの分泌

ランニングをすることで、脳から「エンドルフィン」や「エンドカンナビノイド」というホルモンが分泌されます。

これらのホルモンの影響によって、いわゆる「ランナーズハイ」を感じることで、気分が明るくなり、ストレス軽減や抗うつ効果が期待できます。

 

 

死亡リスクや心疾患リスクの低減

 

ランニングをする人の方は、しない人と比較して全死亡率が30%低く、心疾患・脳卒中死リスクが45%低下し、平均寿命が3年長くなったという研究データがあります。

ちなみに、あの有名なホノルルマラソンは、心臓病専門医の「心臓病の予防とリハビリにランニングは有効である」という考えに基づいて誕生したマラソン大会です。

 

 

 

つまりランニングは、「見た目」だけでなく「内側からの若さ」を作ってくれるのです。

 

 

「老ける」と感じるのは何を基準にするか

 

「老ける」という感覚は、単に顔の見た目だけで判断するものではありません。

 

確かに、屋外を走ることにで、紫外線のダメージによる肌のしみ・しわ・たるみは、ある程度は避けて通れません。

※中には念入りに対策して、美肌を保っているランナーさんもいます。

 

ただし、それ以上に「走ること」は、アンチエイジングにとって大きくプラスな影響があります。

実際、ランナーには年齢以上に元気で若々しく見える人が多いですよね。

 

マラソンを走るとなると、高強度な運動のため、体に負担をかけます。

しかし、その分だけ得られる達成感や充実感は、人生を豊かにし、心の若さを保つ大切な要素です。

「挑戦を楽しむ気持ち」そのものが、若々しさを支えるのです。

 

 

 

 

 

まとめ

 

今回は、「ランニングをしていると老けるのか?」をテーマにお話しさせていただきました。

 

「ランニングをすると老ける」というのは、紫外線や体脂肪の減少による一時的な見た目の変化を指しているにすぎません。

実際には、成長ホルモンやエンドルフィンの分泌によって心身を若々しく保ち、寿命を延ばす効果まで期待できるのがランニングです。

もちろん、紫外線対策や栄養・休養を意識することは欠かせませんが、工夫次第で「老けるリスク」を大きく減らすことができます。

 

ランニングは見た目だけでなく、心と体の健康を支えてくれる最高のスポーツです。

無理をせず、自分のペースで楽しんでいきましょう。

 

 

 

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